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【映画『沼影市民プール』関連企画】建築になってしゃべってみよう!ワークショップ

さいたま国際芸術祭2023 公募プログラム

太田信吾監督作品 映画『沼影市民プール』関連企画

「建築になってしゃべってみよう!」ワークショップ

 

みなさんは、建築の気持ちになって物事を考えてみたことがありますか?

今回、私たちは、解体を目前に控える『沼影市民プール』に関する映画を撮影するにあたり、

人間視点だけではなく、「建築の視点」になって沼影市民プールの物語を紡ぎたいと考えています。

ぜひ地域の方と協働しさらに想像を膨らませた、クリエーションにご参加いただける方を募集します。

 

 

〈対象〉

沼影市民プールに近隣にお住まいの皆さま

建築物となって、物事を考えてみたい皆さま

文章を書くのが好きな皆さま

沼影市民プールがなくなってしまう前に記憶を残したい皆さま

※年齢は一切問いません!小さなお子様とご一緒でも参加していただけます。

 

 

〈内容〉

映画『沼影市民プール』製作チームが、沼影プールの気持ちになって書いたテキストを添削してみる。

沼影市民プール、もしくは、自分の街にある印象的な建物の気持ちになって文章を書いたり、喋ったりしてみる。

 

〈日時〉815日 13時半から16時半(遅れて参加や、最初だけ参加も可能です!)

〈場所〉武蔵浦和コミュニティーセンター 第1会議室

〈参加費〉無料

〈ご注意〉当日は記録撮影(映像・スチール)が入ります。映画本編に使用させていただく可能性もございます。

映像に映りたくないという方は、事前にお伝えください。

 

 

〈ご予約〉

googleフォーム:https://forms.gle/WTRwd83a6DCPFoRVA

電話:090-6340-3640

映画「沼影市民プール」公式LINE@636vjnfs

 

 

 

 

 

【映画『沼影市民プール』】地域の皆さんの「思い出」を募集中!!!

さいたま国際芸術祭2023 公募プログラム:映画『沼影市民プール』

この度、今年いっぱいで閉館になってしまうかもしれない沼影市民プールにまつわる「思い出」や「記憶」を募集しています。

以下のかたちで、映画製作にご協力いただけるみなさまを探していますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

● 昔のプールの写真を提供くださる方

● 昔の思い出を語ってくださる方

● 撮影に物資や資金のカンパをくださる方

● 映画撮影のお手伝いをしてくださる方 

(撮影期間:2023年7月15日〜9月11日)

 

 

〈振込先〉

【ゆうちょ銀行で手続きする場合】

ゆうちょ総合口座

記号・番号:10390-88603721


【別の銀行等から手続きする場合】

銀行名:ゆうちょ銀行

支店名:〇三八店(ゼロサンハチ)

口座種類:普通預金 

口座番号:8860372

口座名義:ハイドロブラスト 

 

〈連絡先〉

企画・製作:ハイドロブラスト

メール:info@hydroblast.asia

電話:090-6340-3640

公式LINE:@636vjnfs

【公開のお知らせ】 Yahoo! JAPAN CREATORS Program『KIMONOルネッサンス』
大和証券のスポンサーのもと、Yahoo! JAPAN CREATORS Programが運営している「DOCS for SDGs」3企画の一つにお声がけいただき昨年から撮影していた映像の編集を進めていたドキュメンタリー『KIMONOルネッサンス』が公開となりました。

使い手がつかずに大量廃棄「捨てられる着物を救いたい」三児の母の挑戦

きっかけは昨年、『最後の芸者たち』というパフォーマンス作品制作のため各地をリサーチで訪ね歩いていた際の元舞妓さんとの出会いでした。
捨てられる着物を集めアップサイクルする3児の母・広瀬嶺さんの取り組みを足掛け一年に渡り追いかけました。
今後も芸者文化に関わってきた身として、さまざま展開も目論んでいきます。(太田信吾)
【情報解禁】太田信吾監督新作『沼影市民プール』がさいたま国際芸術祭2023 公募プログラムに選出されました!

現在、ハイドロブラストで製作中の長編映画、太田信吾監督最新作『沼影市民プール』がさいたま国際芸術祭2023 公募プログラムに選出されました!

これは、「記録」映画ならぬ、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を揺るがす、沼影市民プールを生きた人々による「記憶」映画。

今後の展開をぜひお楽しみに!

 

<さいたま国際芸術祭2023 公募プログラム>

"さいたま市民らと創る映画『沼影市民プール』in さいたま市 協働制作~公開プロジェクト"

 

 

 

【作品概要】

死の受容というプロセスがあるとしたら、それはわたしたち人間だけのものなのだろうか?

閉鎖・解体が決定し最後の夏の営業を経て取り壊されるのを待つ沼影市民プールもまた、わたしたち人間同様に、記憶を宿した時代の証人でもあるはずだ。キューブラー=ロスが著書「死ぬ瞬間」の中で提唱した死の受容の5段階のプロセス、すなわち<否認><怒り><取引><抑うつ><受容>という章立てで取材・リサーチを経て建築の視点で綴る一人称のテキストをもとに、沼影で街の人々と記憶を共有しながら、思い出の詰まった文化的建物の物語を描き出す。


 

【プロジェクトチーム】

監督・撮影・構成・編集:太田信吾

プロデューサー・共同脚本:竹中香子

共同プロデューサー:Maxime Lauret

助監督:芳賀直之

 

 

【公式SNS】

フォローお願いします!

Facebook:映画「沼影市民プール」

Instagram:@numakagepool_film

Twitter:@numakage_film

 

『他者の言葉を語る身体のスキャンダル』プレ勉強会
【募集終了:次回開催時の連絡が欲しい方はその旨を記載の上、予約フォームからお名前とご連絡先をご登録ください】
2023年5月、カンヌ作品常連俳優であり、フランスにおける「アカデミー賞」であるセザール女優賞を2度も獲得している俳優アデル・エネル氏が34歳という若さで俳優引退宣言をし、フランスの映画界に激震が走った。#metoo運動にも精力的に参加していた彼女が、映画業界全体を告発するかたちで、抗議文を発表したのである。
今年、カナダの舞台芸術祭Festival TransAmériquesの関連イベントとして、ジゼル・ヴィエンヌ『L'ETANG』のツアー公演に出演していたアデル・エネル氏本人による『#metoo Anniversary』という講演会があった。彼女の言説で特に印象的だったのが、映画における「真実の演技」が孕む危険性であった。「迫真の演技」といわれるような、演技を超えた「真実の感情」を求めるが故に、俳優が極度のプレッシャーをかけられたり、監督から挑発されたりすることで現出する「生の」演技によるリスクである。
称賛される演技のスタイルから、演技の現場で生まれるハラスメントを考えるべく、『他者の言葉を語る身体のスキャンダル』というテーマで、ワークショップや勉強会を開いていきたいと思います。今回は、プレ勉強会ということで、私がハラスメント対策として考案する演技の捉え方及び構築プロセスの提案と、みなさんの演技に関する考えやイメージ、その演技の「形態」が助長してしまうハラスメントの可能性をリサーチしたり、参加者のみなさんと一緒に考えてみたいと思います。またアデル・エネル氏による抗議文も日本語で用意する予定です。(竹中香子)


日時:7月8日(土)18時〜21時
場所:YAU STUDIO 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル 10F
JR山手線・京浜東北線有楽町駅日比谷口より徒歩1分、東京メトロ千代田線・日比谷線・都営三田線日比谷駅A3出口より徒歩3分、東京メトロ有楽町線有楽町駅D2出口より徒歩3分
料金:無料
ファシリテーション:竹中香子

協力:有楽町アートアーバニズム YAU, 一般社団法人ベンチ
 
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フランス語に【pénétrer】という動詞がある。主に他動詞としてよく耳にするこの動詞は、以下のような意味を持つ。
【pénétrer】[他動]
➊ …に入り込む,浸透する.
➋ 〔寒さなどが〕…の身に染みる;〔感情などが〕…を満たす.
➌ 〔思想,流行などが〕…に広がる,行き渡る.
➍ 〔秘密など〕を見抜く,洞察する.
➎ 〔男性器〕を挿入する.

私は多岐にわたって、この【pénétrer】が苦手である。自分ではない「なにか」が自分の身体の中に侵入してくることに非常に脅威を感じる。
しかし、私が、俳優として、誰かが書いた文章や、誰かの気持ちを「台詞」として、自分の身体を用いて「語る」ことは、この【pénétrer】的な行為に他ならない。

フランス語には、「代名動詞」というものがあり、ほとんどの動詞に適用される。詳しい説明は割愛するが、「代名動詞」とは、「代名詞」とセットになった動詞のことで、「目的語の代名詞」がセットになっている動詞をさす。
【pénétrer】の場合、以下のように変化し、意味も変わる。
【se pénétrer】[代動]
➊ 〈se pénétrer de qc〉(思想など)を確信する.  深く理解する.
➋ 混じり合う.

【pénétrer】が【se pénétrer】になった途端、一気に、心地よさが増し、異物に対していただいていた「恐怖」が消えるのである。
他者の言葉を自分の身体を使って語ることは、そもそも非常にスキャンダラスである。
この事実を、俳優の仕事という理由だけで、できて当たり前のことと捉えるのは非常に危険である。
あえて、他者の言葉を語るということのスキャンダルを前提に、「他者」が侵入してくることの気持ち悪さと心地よさを検証していきたい。


竹中香子プロフィール;
2011年に渡仏し、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、フランス俳優国家資格を取得。パリを拠点に、フランス国公立劇場を中心に多数の舞台に出演。2017年より、日本での活動も再開。フランスの演劇教育や俳優のハラスメント問題に関するレクチャーやワークショップを行う。2021年、フランス演劇教育者国家資格を取得。主な最近の出演作に、市原佐都子作・演出『マダム・バタフライ』『Madame Chrysanthemum』、太田信吾作・演出『最後の芸者たち』。太田信吾との共同企画、映画『現代版 城崎にて』では脚本を担当。2022年度KIACレジデンスアーティスト。2023年より、太田信吾監督作品を扱う映像制作会社ハイドロブラストのプロデューサーに就任。近年は、演劇の創作現場における日仏通訳を多数受け持つ。

 

主催:ハイドロブラスト 

info@hydroblast.asia

090-6340-3640

 

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